日経平均、3段下げ完了か

【1】NYダウ、12,552ドル上抜けがポイント

・NYダウは昨年10月11日の高値14,198ドルをつけたあと、今年1月22日の安値
11,635ドルまで2段下げ(下落率18%)となりました。2月にはいってNYダウは
12,000ドル台で底堅い動きで推移しています。
・先週末2月22日、NYダウは96ドル高の12,381ドル、NASDAQは3.57pts
高の2,303.3ptsと反発して引けました。NYダウチャート(日足)を見ると下値
切り上げのパターンを形成しています。
・カギ足チャートでNYダウを見ると、12,552ドルを上抜くかどうかが注目され
ます。終値でこの水準を上抜けば、「買シグナル」示現となりますが注目したい
ところです。
・上値のメドとしては12,768ドル(2月1日の戻り高値)が考えられます。この
フシを上抜けば、07年10月高値からの短期上値抵抗ラインが走る13,000ドルが
中期的な戻りのメドとなりますが期待したいところですね。

【2】東京市場 景気、物価動向を反映か 

(1)28日の1月鉱工業生産に注目

・今週は1月の主要統計の発表があります。28日に1月鉱工業生産指数、29日に
は全国消費者物価、失業率など。12月の鉱工業生産は前月比+1.4%でしたが、
市場の事前の予想では1月は前月比-0.6%と減少します。ここにきて生産が
「踊り場」となるのかどうか注視したいところです。
・また原油高などエネルギー価格、食品の値上がりの影響で12月の全国消費者
物価は前年同月比で+0.8%と3ヵ月上昇。総務省は物価上昇を気にしています。

(2)海外マネーが日本株注目

・08年1月の外国人投資家は7,259億円売越しましたが、2月中旬あたりから峠を越
えた感があり、割安感の漂う「日本株」に注目しそうです。
・25日、東京でアブダビへの投資を促進するシンポジウム開催され、また昨年末
あたりからアブダビ投資庁の日本株はじめ国際分散投資の動き、また中国政府系
ファンド(SWF)や中国投資責任公司の日本株取得の観測(純投資)が相場の底流
に流れています。そのほか、オイルマネー、シンガポール通貨庁ファンド、ロシ
アンマネーなどの今後の動向にも注目が必要です。
・東京市場はいぜん割安感が続いていると思われます。25日現在でみて、東証
第1部全体では予想PER(株価収益率)は15.7倍程度(欧米並み)、配当利回りは
1.74%前後であり、いずれの投資尺度も魅力ある水準です。
・とくに株式の益回り(PERの逆数)は5.75%と高く、新発10年国債利回りの1.4%
前後と比較して利回り採算面から、株がいかに「割安」に放置されているかが
解かります。日経平均の反発の素地はここにありと見ています。

(3)日経平均 三角保合い上放れ

・日経平均は3段下げ完了ともみられます。昨年7月高値18,200円水準から8月
安値15,262円、11月安値14,669円そして本年1月22日安値12,572円と3段下げ
示現となっています。
・また日足ベースでみて本年1月22日安値以降、2月12日安値12,923円と下値を
切り上げるパターンとなり、戻りのフシ目にあたる2月4日の高値13,889円を上抜
き、三角保合い上放れとなってきました。相場にだいぶ勢いが出てきたといえます。
・日経平均の上値のポイントはフシ目の14,000円や07年10月以来の短期上値抵抗
ラインが走る14,200円前後。これを上回ると、フシ目の15,000円前後。(3月25日
終値 13,914.57円414円高)
・当面はまだNYダウの動向や国内景気指標などで相場は上下にブレると見られ
ますが、その際の下値ポイントは日足での下値抵抗ラインが走る13,200円前後や
25日移動平均線の13,380円前後を考えておきましょう。

日経平均 カギ足チャート
2007年12月17日
15,250円で売転換出現


TOPIX カギ足チャート
2008年1月25日
1,344ポイントで買売転換出現


東京為替 カギ足チャート
2008年1月25日
107円60銭で買転換出現


騰落レシオ カギ足チャート
2008年1月25日
69.97%で買転換出現


NYダウ カギ足チャート
2008年1月2日
13,044ドルで売転換出現


NASDAQ カギ足チャート
2008年2月5日
2,310ポイントで売転換出現

2008年2月25日 (月曜日) 18:47