日米の企業業績動向に注目

【1】東京市場

(1)円相場と企業業績などで調整か
・8日公表のFOMC(米連邦公開市場委員会)の議事録で「米景気後退に陥る予想」
などからドル売りに拍車がかかり、円相場は一時101円を切る円高、株式相場の
波乱要因となっています。
・もっとも、11日のG7(主要7ヵ国財務相・中銀総裁会議)では、ドル安容認の
米国当局と基軸通貨としてのドルの揺らぎが国際金融市場の混乱を増
幅しかねないとして「急激なドル安」をけん制しています。今後とも、為替相
場を注視したい。
・円高と原油高のもとでの08年3月期決算および今期09年3月期決算予想がどう
なるか相場を見るものにとっては気になります。08年3月期5%程度の経常増益
見込みですが、今期が経常増益を確保できるかどうか微妙なところ。
・24日リコー、25日新日鐵、シャープ、4月末にかけ大手商社、コマツ、5月3日
東京エレクトロン、5月8日にはトヨタなどの決算があり、これから3月決算の発
表が本格化します。決算数字次第で一喜一憂の相場展開も。

<国内スケジュール>
・15日首都圏・近畿圏マンション販売、17日2月鉱工業生産改定値、2月設備稼
働率、3月製造業半導体BBレシオ、18日には日銀支店長会議開催。


『スーパー・相場の女神』のザイナス

(2)日経平均、下値固めの段階
・週明け14日の相場は、米企業収益・景気・インフレへの懸念からNYダウ大幅
安と円高を受け日経平均は406円安の12,917円51銭と2日ぶりに心理的な抵抗ラ
インの13,000円割れ。「カギ足」で「売シグナル」が示現(TOPIXも売シグナル
示現)。
・下値ポイントは4月10日の下値関門12,898円、25日移動平均線12,739円。ここ
を下抜くとフシ目の12,500円前後の展開が予想されます。
・上値ポイントは4月7日の上値関門13,485円前後。

【2】米国市場

(1)決算発表と景気指標を注視
・米主要企業の08年1~3月期決算発表が本格化。先週末、GE(ゼネラルモータ
ーズ)が5%程度の減益発表をしたため、株は嫌気売りとなり相場全体を冷や
しました。先週末のNYダウは256ドル安の12,325ドル、NASDAQも61pts安の2,290pts
と安値展開。
・15日インテル、16日JPモルガン、17日メリルリンチ、グーグル、18日シティG
など、大手金融機関中心の決算発表が相次ぎ予定であり注視したい。
・IMF調査では、サブプライム問題で世界の金融機関の損失は約9,450億ドルに
のぼると推計され、また米国の実質成長率も08年0.5%、09年0.6%と17年ぶり
の低成長になると予測しています。今後、FRBなど米当局がこうした「景気下振
れリスク」からいかに脱却していくか注視していきたい。
<経済スケジュール>
・15日、3月生産者物価指数発表、4月NY連銀の製造業景気指数、16日、3月住宅
着工、3月鉱工業生産、米地区連銀経済報告(ベージュブック)などに注目。

(2)NYダウ、下値調べか
・NYダウは先週末、下値抵抗ラインが走る12,300ドル前後のところで止まりま
したが、NYダウの下値ポイントは3月31日の下値関門12,176ドルやフシ目の12,000
ドル前後。
・今後の上値ポイントはフシ目の12,500ドルや07年10月以来の上値抵抗ライン
が走る12,600ドル前後。ここを上抜くと、4月7日の上値関門12,734ドル前後を
目指す可能性も。

日経平均 カギ足チャート
2008年3月28日
12,820円で買転換出現


TOPIX カギ足チャート
2008年4月2日
1,282ポイントで買転換出現


東京為替 カギ足チャート
2008年2月29日
104円30銭で売転換出現


騰落レシオ カギ足チャート
2008年3月19日
88.47%で買転換出現


NYダウ カギ足チャート
2008年3月18日
12,393ドルで買転換出現


NASDAQ カギ足チャート
2008年3月18日
2,268ポイントで買転換出現

2008年4月14日 (月曜日) 18:38 | コメント(0)

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