NYダウ動向や決算を見極める展開

(1)週末から08年3月期決算発表本格化

・今週は本格化する決算発表数字を横目で見ながら、一喜一憂する相場展開が
予想されます。円高、原油高、米景気後退など収益環境は予想以上に厳しく、上
場企業の約80%が下方修正の決算を発表する模様。
・08年3月期決算は期初5~6%の増益予想が一転して、2%程度の増益に下方修正
されそうです。市場の関心は09年3月期の見通しに。
・主要企業の決算発表は23日花王、24日任天堂、KDDI,リコー、25日には新日鐵、
東芝、ホンダ、NTTドコモ、マツダ、日本郵船など目白押し。
・円/ドル相場の「カギ足」チャートをみると、4月18日1ドル=102円50銭で「円
安転換」が示現、当面円安局面が予想されます。少なくとも100円割れはなさそうです。
・経済指標として、23日3月の貿易収支、24日2月全産業活動指数、25日には3月
全国消費者物価などの発表が控えていますので注目したいところです。


『スーパー・相場の女神』のザイナス

(2)市場過熱指標に注意

・市場エネルギー不足。東証1部の1日当り出来高は1億8,000万株、売買代金は
2兆円を連日下回っています。企業業績の先行き不安から、国内機関投資家の慎重
な姿勢が目立ちます。ただし、寄り前の外国人投資家は、ここ1週間でみて、1日当り
約1,000万株の買い越し基調に注目。
・市場エネルギーの不足状態では、相場を押し上げる力がない割りに、反面相場
を大きく下げる力に乏しいと見られます。
・ただし短期的な指標をみると、21日現在、日経平均は25日移動平均線を6.1%
上方乖離。5%以上プラス乖離すると上値を抑えられる展開が予想されます。
・また騰落レシオは21日現在125.3%の水準となり、「買われ過ぎ」の120%水準
を越え、目先過熱感が出てきた事が気になります。
・日経平均は3月28日「買転換」してから上値追いの展開。日経平均の上値ポイ
ントはフシ目の14,000円や2月27日の上値関門14,105円前後を目指す可能性も。
・過熱感から目先下押す場面も考えられます。日経平均の下値ポイントは下値
抵抗ラインが走る13,200円~13,300円前後。
・連日発表される決算数字を見ながら、押し目買いのスタンスで挑むのがいいで
しょう。

【2】NY市場

(1)08/1~3月期決算動向がポイント

・先週発表の米金融大手シティの最終赤字は51億ドルと前期比半減を市場は好感、
また建設大手のキャタピラは海外受注好調を背景に市場予想を上回る決算を発表し
ました。NYダウは予想外の上昇を示現。
・今週はバンク・オブ・アメリカ、医薬品のメルク、AT&Tなど米主要企業の決算
ラッシュがあり引き続き注目されます。
・今週発表予定の経済指標にも注目。22日には米3月中古住宅販売、24日3月新築
住宅販売。22日リッチモンド連銀製造業指数、24日米3月耐久財受注、25日ミシ
ガン大学消費者信頼感指数改定値などの発表。

(2)「買転換」中のNY指標

・3月18日にNYダウおよびNASDAQ指標とも「買転換」しており、上値追いの相場
展開となっています。
・NYダウの上値ポイントはフシ目の13,000ドル前後。ここを上抜くと、07年12月
26日の上値関門13,564ドル前後を目指す動きも。
・NYダウの下値ポイントは日足での下値抵抗ラインが走る12,600ドルや週足下値
抵抗ラインの12,400ドル前後。

日経平均 カギ足チャート
2008年3月28日
12,820円で買転換出現


TOPIX カギ足チャート
2008年4月2日
1,282ポイントで買転換出現


東京為替 カギ足チャート
2008年4月18日
102円50銭で買転換出現


騰落レシオ カギ足チャート
2008年3月19日
88.47%で買転換出現


NYダウ カギ足チャート
2008年3月18日
12,393ドルで買転換出現


NASDAQ カギ足チャート
2008年3月18日
2,268ポイントで買転換出現

2008年4月21日 (月曜日) 18:03 | コメント(0)

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