日経平均「買転換」中も押し目買い方針
【1】日本市場
(1)明暗分ける決算発表に注視
・08年3月期決算発表が本格化、今期09年3月期がどういう収益見通しになるか
注視したいところです。足元では業績の下方修正が相次いでおり、米国景気減
退懸念と円高・原油高など外部環境の悪化で今期慎重な見方が多そうです。
・上場企業トータルで今期は7期ぶりの経常減益になる可能性も。10%以内の減
益で収まるかどうか注目したい。決算内容次第で明暗を分ける可能性も。
・主要企業の決算発表。28日王子製紙、信越化学、富士フイルム、住金、住友
鉱山、三菱重工、TDK,JR東海など、30日日本ガイシ、双日、コマツ、三
菱商事、東電、キリンHD、三井不動産、5月1日三井物産、三菱レ、島精機など。
・<主要経済指標発表>
30日3月失業率。2月3.9%で3月も4%切るかどうか。3月鉱工業生産。前月比で
2月1.6%増、3月は一転マイナス0.6%の予想。また30日日銀金融政策決定会合
が開催され、4月の日銀展望レポートも発表され注目したいところです。
(2)日経平均「買転換」中も押し目買い方針
・日経平均は週足でみて、6週連続陽線足となつています。その背景は①米国発
の金融不安の後退、②円高一服感。3月17日の1ドル95円77銭からみて、現在、
104円前後で推移し小康状態に、③世界的インフレ懸念から海外へッジファンド
が債券から、株先中心に資金シフトしているなどがあげられます。
・「スーパー・相場の女神」チャートでは3月28日に、日経平均およびTOPIX
ともに「買転換」しており、現在相場の基調は上昇トレンドにあります。
・日経平均の上値ポイントは2月27日の上値関門14,105円前後。ここを上抜くと、
フシ目の14,500円~15,000円前後を目指す可能性も。
・ただし、日経平均が上値の心理的フシ目である14,000円台を一時的に乗せた
こと、さらに25日移動平均線からの上方かい離が5.2%程度となり利食い売りが
でやすいこと、また騰落レシオが過熱感と見られる120%に接近している点から
「買転換」のなかでも、「押し目買い」のスタンスで挑みたいところです。
【2】NY市場
(1)米景気減速下での金融政策に注目
・金融不安はとりあえず小康状態に。昨年下半期以降でみて、欧米22金融機関
合計で増資額は1,200億ドル(約12兆円)にのぼり、サブプライム損失額の約
半分をカバーし、金融不安はひとまず落ち着きを取り戻したのではないでしょ
うか。
・あとは、米金融当局が景気減速下での原油高と食料品高による「インフレ圧
力」をいかに抑えるか注目。
・29~30日、米連邦準備理事会(FRB)はFOMCを開く。FFレートは当初
の0.5%下げからインフレ対応の0.25%引き下げになりそうです。これで利下げ
が打ち止めになるのかどうかFRBの金融政策を注視したいところです。
<主な経済指標の発表>
・30日、米08/1~3期GDP発表。前期比年率0.4%予想。5月1日には4月の自動
車販売、前期比減少の予想。5月2日米4月雇用統計。失業率は5.2%と引き続き
高水準かとみられます。
(2)NYダウ
・先週のNYダウは金融機関の予想以上の好決算発表を好感して、週末にかけ
堅調な展開でした。
・3月18日に「買転換」したNYダウの今後の上値ポイントは上値関門である
07年12月26日の13,564ドルや同11日の13,780ドル前後。
・FRBの今後の金融政策如何では下げる局面も考えられます。NYダウの下
値ポイントは下値抵抗ラインが走る12,400ドル前後。
※次回配信は5月12日(月)になります。
2008年3月28日
12,820円で買転換出現
2008年4月2日
1,282ポイントで買転換出現
2008年3月19日
88.47%で買転換出現
2008年4月18日
102円50銭で買転換出現
2008年3月18日
12,393ドルで買転換出現
2008年3月18日
2,268ポイントで買転換出現
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