日経平均、短期調整か。内外景気指標に注目
【1】日本市場
(1)TOPIX、「売転換」
・日経平均は3月17日安値(11,691円)から5月7日には14,208円と2月末以来の
14,000円大台を回復。この間約21%上昇し利益確定売りが出やすい水準にあり
ます。先週、日経平均の週足は8週間ぶりに陰線となっています。
・一方、カギ足で見てTOPIXは先週9日に「売転換」し、短期的な調整感が出て
きた事も否めません。また日経平均は終値ベースでみて、13,550円割れとなる
と「売シグナル」が示現するので注意したいところです。
・12日朝寄り前の外国人投資家動向は9日ぶりの売り越し。東証1部平均
PERは16倍程度で欧米並みとなり、割安感は薄れてきています。
・日経平均の下値ポイントは13,500円前後。この水準を割るとフシ目の13,000
円前後。
・日経平均は短期調整か。今後の上値メドはフシ目の14,000円や5月7日の上値
関門の14,208円前後とみられます。
(2)機械受注、1~3月期のGDPに注目
・15日発表の3月の機械受注および16日には08年1~3月期のGDP(速報値)など
が発表されます。同時に4~6月の機械受注見通しが出ますが、海外景気悪化な
どを受けて、1~3月期に引き続き調整色がでるか注視したいところです。
・為替相場は5月7日に1ドル105円14銭と2月末以来の円安で産業界は安堵しまし
たが、現在103円前後で推移し円高懸念が残ります。
・08年3月期決算発表が今週15日にピークを迎えます。今期09年3月期がどうい
う収益見通しになるか注視したいところです。足元では業績の下方修正が相次
いでおり、米国景気減退懸念と円高・原油高など外部環境の悪化で今期慎重な
姿勢が再び強まりそうです。
・上場企業トータルで今期は7期ぶりの経常減益になる可能性も。最終的にみて、
10%以内の減益で収まるかどうか注目されます。決算内容次第で相場上、明暗
を分ける可能性も。
【2】NY市場
(1)NYダウ、NASDAQとも「買転換」中
・先週のNYダウは、原油先物高やSECによる資本規制強化などで軟弱な相場展開
で、9日の終値は287ドル安の13,655ドル。NASDAQは5.72pts安2,445pts。
・ただし、両指標とも3月18日にカギ足でみて「買転換」中であり、9日現在で
は上昇基調にあるといえます。
・NYダウの上値ポイントは上値抵抗ラインが走る13,000ドルや5月2日の上値関
門13,132ドル前後。この水準を上抜くと、昨年12月26日の高値13,564ドルの展
開へ。
・NYダウの下値ポイントは下値抵抗ラインが走る12,650ドル前後。
(2)米景気減速下での景気指標に注目
・昨年下半期以降、欧米22金融機関合計で増資額は1,200億ドル(約12兆円)に
のぼり、サブプライム損失額の約半分をカバー、金融不安はひとまず落ち着き
を取り戻したと見られます。
・13日、米4月小売売上(前月比ー0.1%予想)の発表、14日4月の消費者物価、
15日米5月NY連銀製造業景気指数、4月鉱工業生産、16日4月住宅着工などの重要
な景気指標が発表され、注視したい。
2008年3月28日
12,820円で買転換出現
2008年5月9日
1,341ポイントで売転換出現
2008年4月18日
102円50銭で買転換出現
2008年3月19日
88.47%で買転換出現
2008年3月18日
12,393ドルで買転換出現
2008年3月18日
2,268ポイントで買転換出現
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