日経平均、売り一巡後反発か
◇ 今週の東京市場は決算発表一巡感と一部過熱指標を映し利益確定売りを受
けた相場展開が予想されます。
(1)今期09年3月期は5.8%前後の経常減益の見通しです。米国景気不透明感、
急激な円高、原材料高を背景に慎重な見方が多く、バブル崩壊後の2002年
3月期以来の7期ぶりの減益予想。
(2)円・ドル相場は4月18日の102円50銭でカギ足で「円安転換」となり、先週
は105円30銭をつけ2月末以来の円安。当面、円相場は102円後半から上値
抵抗ラインが走る106円前後のゾーンの動きが予想されます。
(3)19~20日にかけ日銀金融政策決定会合が開かれます。白川総裁が物価情勢
や市場動向にどんな認識を示すか注目されます。いまのところ、政策金利
は据え置き見通しですが、物価情勢を捉えて年内にかけ「利上げ」スタン
スも残ります。
(4)経済統計では、21日の日本製半導体製造装置BBレシオや22日の4月貿易
収支、4月全国スーパー売上高が発表され、景気実勢を見る上で注目。
◇『スーパー・相場の女神』では、上値の重い相場展開が予想されます。
(1)「カギ足」チャートでは、日経平均は3月28日12,820円で「買転換」して
いますが、TOPIXは5月9日に「売転換」となり、強弱感が対立しています。
日経平均のカギ足・売シグナル13,660円に注意しておきたいところです。
(2)騰落レシオ(ADレシオ)は先週末120.5%の水準となり、やや「過熱」
気味となってきました。
(3)投資尺度で見ると、予想株価収益率(PER)は現在17.3倍程度、配当
利回りも1.68%前後になり、「割安感」が薄れています。
(4)ただし、外国人投資家の日本株買いは目立ちます。4月から5月第1週まで
で累計1兆2,200億円の買い越し。米国金融不安の後退・日本株比率アップ
などが外国人投資家買いの背景。
◇日経平均、3段上げパターン
(1)日足チャートでは、日経平均は円相場が100円割れとなった3月17日の
11,691円をボトムに、現在3段上げのパターンにあるとみられます。
(1)3/17 11,691円→4/7 13,485円(+15.3%) 1段上げ
(2)4/14 12,858円→5/7 14,208円(+10.5%) 2段上げ
(3)5/12 13,540円~現在3段上げ途上
(2)3段上げのターゲットは14,900円や上値抵抗ラインである15,000円前後。
この水準を上抜けば、07年7月高値以来の上値抵抗ラインが走る15,500円
前後が視野に。下値のポイントは下値抵抗ラインが走る13,600円前後。
2008年3月28日
12,820円で買転換出現
2008年5月9日
1,341ポイントで売転換出現
2008年4月18日
102円50銭で買転換出現
2008年3月19日
88.47%で買転換出現
2008年3月18日
12,393ドルで買転換出現
2008年3月18日
2,268ポイントで買転換出現
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