吹き値売りの押し目買い

◆先週の東京市場は、原油先物相場の急落(1バレル127ドル台)とNYダウの上昇
を好感、さらに円相場の下落基調をうけて日経平均は、30日終値ベースで214円
高の14,338.54円と本年1月10日以来の高値更新となりました。
ここにきて、個人投資家の「債券離れ→株式シフト」を受け、証券会社の株式
投信の大量設定が相次ぎ、相場下支え要因となっています。

(1)今週は2日新甫。科学的な根拠は無いようですが、「2日新甫」は相場が
荒れるジンクスがあると言われています。月間変動率は他の月に比べて10%前後
と高く上げ下げが強い相場になりそうです。

(2)テクニカル面で強弱指標がでており、『吹き値売りの押し目買い』のスタ
ンスで臨みたいところです。

・カギ足チャートでは、日経平均は3月28日に「買転換」しており、先週29日
にTOPIXも「買転換」となってきました。しかし日経平均でみると、ここ3週間
14,400円が上値の重いフシとみられ、さらに心理的抵抗ラインの15,000円を
クリアしていくには時間がかかりそうです。
・市場平均PER(株価収益率)は17倍台にあり、ここにきてとくに割安感が薄れ
てきています。

(3)日経平均の下値のポイントは下値抵抗ラインが走る14,000円前後とみてい
ます。またここを下抜くようだと、5月22日の下値関門13,658円前後。


『スーパー・相場の女神』のザイナス

◆市場環境材料としては、
(1)2日の米5月ISM製造業景気指数が発表されます。4月の48.6%に対し、5月
48.5%の予想と好不況分岐点の50%を4ヵ月下回りそう。
(2)さらに6日には米5月の雇用統計がでますが、雇用悪化の数字が出れば波乱
要因と考えられます。
(3)日本では4日に発表される1~3月期法人企業統計が注目されます。企業の
設備投資や在庫投資を占ううえで注視したいところです。

◆NYダウは先週後半は堅調な動きでしたが、5月21日にカギ足で「売転換」が出
ており、米景気実勢如何では下押すことも考えられます。

(1)NYダウの下値ポイントは下値関門の12,443ドル前後。
(2)上値ポイントは07年10月以来の中期上値抵抗ラインが走る12,900ドル前後
が考えられます。

◆最近の日経平均は円相場に「逆連動」しているともいわれ、、円安=株高、
円高=株安の動きとみられます。円相場は当面102円~105円半ばのボックスが
想定され、為替が1ドル102円台となり、相場が押し目を形成したときが格好の
「買い」タイミングとみています。

日経平均 カギ足チャート
2008年3月28日
12,820円で買転換出現


TOPIX カギ足チャート
2008年5月29日
1,380ポイントで買転換出現


東京為替 カギ足チャート
2008年5月21日
103円30銭で売転換出現


騰落レシオ カギ足チャート
2008年3月19日
88.47%で買転換出現


NYダウ カギ足チャート
2008年5月21日
12,601ドルで売転換出現


NASDAQ カギ足チャート
2008年3月18日
2,268ポイントで買転換出現

2008年6月2日 (月曜日) 17:41