『押し目買い』のスタンスで
◆今月は荒れるというジンクスの「2日新甫(ふつかしんぽ)」の相場がスタート。
6月2日~6日までの1週間の乱高下のなか、週足で辛うじて「陽線足」を確保し
ました。2日新甫の6月相場は月間変動率で約10%と他の月に比べて高いのが特
徴です。今週末には株価指数とオプション取引のSQ(特別清算指数)が控えて
おり、『押し目買い・吹き値売り』の投資スタンスで相場を乗り切りたいもの
です。
(1)日経平均は予断を許しませんが14,000円台を固めています。ここにきて
日本株再評価の流れのなかでオイル・マネーなど外国人投資家の日本株買いが
継続しています。外国人投資家は5月第5週まで9週連続買い越しです。
(2)3市場ベースでの、個人信用取引の信用評価損益率は5月末で-11.3%とな
り11週連続して改善し、個人投資家の「買い余力」が出てきたのではないかと
みています。株式市場はこれから、まさに「夏の陣」を迎えます。
◆日足チャートをみますと、日経平均は3月17日の安値11,691円を底値に、現在
小3段上げのパターンとみられます。
(1)日経平均のカギ足は3月28日以来「買転換」しており、TOPIXも5月29日に
「買転換」してきました。
(2)日経平均の上値目標は15,000円(心理的抵抗ライン)から上値抵抗ライン
が走る15,300円辺りかとみられます。
(3)下値ポイントは下値抵抗ラインが走る14,100円前後とみています。
◆円/ドル相場は6月5日105円90銭でカギ足「円安転換」となり相場下支え要因
ですが、米国、日本をはじめ世界は「インフレ圧力」との戦いで、各国の金融
政策や景気状況しだいでは一波乱も考えられます。
(1)先週末、原油先物相場はザラ場で1バレル139.12ドルと140ドルに接近。
中東情勢、ナイジェリアの生産停止などを背景に、へッジファンドが「ドル売り」
から「原油相場」に資金シフトした結果ともいわれています。原油価格がどの
辺でUターンするか注視したいところ。
(2)注目は当面の金融政策です。9日のバーナンキFRB議長講演でインフレ警戒
発言で「為替」に言及すれば「ドル下落」に歯止めがかかるでしょう。またECB
(欧州中銀)トリシェ総裁は昂進する「インフレ」対策として7月にも4%の政策
金利を引き上げることも視野に入れていると発言。気になるところです。
(3)なお、NYダウの下値ポイントは03年3月以来の長期下値抵抗ラインが走る
12,100ドルやフシ目の12,000ドル前後とみています。
☆当面は「押し目買い」方針が良策かと思います。
2008年3月28日
12,820円で買転換出現
2008年5月29日
1,380ポイントで買転換出現
2008年6月5日
105円90銭で買転換出現
2008年3月19日
88.47%で買転換出現
2008年5月21日
12,601ドルで売転換出現
2008年3月18日
2,268ポイントで買転換出現