外部材料を注視、押し目狙いに徹するところ

◆ 今週は「押し目買い」方針で
先週は日経平均が週間で515円(3.6%)ほど下落し、原油高などからインフレ
圧力が強く、波乱となりました。今週も内外景気・為替動向などに対して神経
質な相場展開が予想されます。日経平均のレンジは13,700円~14,600円
前後をみております。

(1)日米株価、カギ足「売転換」の中での『晴れ間』のち『買転換』か
・日経平均は6月12日13,890円で売シグナルが出現し、週足も08年3月以来
の短期上値トレンドラインを陰線で下抜き売転換しました。TOPIXも9日に売転
換しています。
・週明けの16日、NY高、アジア株高を受けて、日経平均は380円高の14,354円
となり、カギ足で「買シグナル」示現となりました。週足で陽線足となるかどうか注目
されます。
(2)NY市場もカギ足でみて、NYダウは5月21日12,601ドルで、ナスダック指数も
6月11日、2,394ptsでそれぞれ「売転換」しています。
(3)週明けNY高、アジア株高と円安を反映して、日経平均は反発していますが、
円相場108円台は2月14日バレンタイン・デーの108.37円以来の円安水準であり、
目先、ドル高・円安が修正される可能性があります。円相場は当面110円~105円
の値動きの荒い展開が予想されます。
(4)荒れる「2日新甫」の6月相場は東証再開の1949年以降、過去59回のうち39回
月間陽線足になっているとか。実に66%の勝率です。2000年以降で見ても8回の
うち5回月間陽線足(62.5%)となっています。今年はどうなるか注目されます。


『スーパー・相場の女神』のザイナス

◆外的材料、とくに米大手証券決算、原油動向に注目
原油高のなか、11日に発表されたベージュブックでは米国の個人消費と経済活
動の鈍化が表現されました。物価高と景気減速が同時進行するスタッグフレー
ション懸念も残ります。

(1)原油価格(WTI期近物)は一時バレル139ドル台まで急騰、中東不安に加
て、海外ヘッジファンドの商品市場への流入などがその背景とか。
今月22日、サウジのジッダで産油国・消費国などの参加・協議でOPECの原油増
産がどういうかたちで決まるか注目されます。
(2)また、16日~18日にかけて米大手証券の3~5月決算が出ます。16日リー
マン・ブラーザーズ、17日ゴールド・マン・サックス、18日モルガン・スタンレ
ーが発表。証券化商品に絡む損失規模が注目されます。
(3)米国の17日発表の5月住宅着工、5月の鉱工業生産、19日の5月北米半導体
製造装置BBレシオにも注視したいところです。市場予想より再び悪化する事が
あれば、調整要因になるのではないでしょうか。
(4)国内では17日4月第3次産業活動指数、18日4月景気動向指数改定値、20日
全国コンビ二売上高の発表があり、国内景気実勢をみるうえで注目したいとこ
ろです。

日経平均 カギ足チャー
2008年6月12日
13,890円で売転換出現


TOPIX カギ足チャート
2008年6月9日
1,397ポイントで売転換出現


東京為替 カギ足チャート
2008年6月5日
105円90銭で買転換出現


騰落レシオ カギ足チャート
2008年6月10日
97.99%で売転換出現


NYダウ カギ足チャート
2008年5月21日
12,601ドルで売転換出現


NASDAQ カギ足チャート
2008年6月11日
2,394ポイントで売転換出現

2008年6月16日 (月曜日) 17:17