洞爺湖サミットに向けて、押し目狙い
週明けの日経平均はNYダウ安、先物安などから一時270円超の下げとなりまし
たが、日本のインフレ抵抗力評価や円安を反映して急激に値を戻し、84円安の
13,857円で引けました。
このところ下げがきつかった自動車株、ハイテク株、金融株に買戻しの動き
がみられました。まだ、不透明感があり、乱高下は残るものとみられ、短期的
には「押し目買い」の方針かと思います。
◆カギ足では、「売転換」中
(1)日経平均は6月12日に、TOPIXも6月9日に「天井圏」で売転換しています。
NYダウもすでに5月21日から、ハイテク株比率の高いNASDAQも6月11日に売転換
となっています。
(2)先週16日に、日経平均はカギ足で「買シグナル」が出ましたが、週足が陰
線となり「買転換」とならず、当面調整の相場展開が予想されます。
(3)ただここから大きく底割れするとは考えにくいと思われます。日経平均の
今後の下値ポイントとして、5月22日の下値関門13,658円や5月12日の13,540円前後。
(4)日経平均の上値ポイントは6月18日の関門14,469円前後と見ています。
現時点でのカギ足に見ます次回「買シグナル」は14,350円。注目したいところです。
◆内外材料を注視したいところ
(1)日米景気動向に注視したいところです。先週末発表の米大手証券リーマン
・ブラザーズの3~5月期は上場来初の赤字転落とか。まだまだサブプライム
損失の後遺症がでています。また米住宅市況を占ううえで24日には4月ケースシ
ラー住宅価格指数や25日の米5月新築住宅販売件数の発表が気になります。
(2)また原油市況は多少高値から低下していますが、今後どうなるか気になる
ところです。22日のサウジ・ジッダでの消・産合同会合では原油取引市場への
海外へッジファンドなどの資金流入規制などが話題になりました。ただし原油
増産に関しては意見不一致は残念であり先送りに。
(3)国内では7月1日に発表される日銀短観に注目したい。ややデフレ色の強い
日本ですが、日本のインフレ抵抗力や7月7日からの洞爺湖サミットのテーマで
あるCO2削減・地球温暖化などの環境技術に対する海外評価は高く、この辺が
相場のうえでのポイントに。
(4)27日発表の日本の全国消費者物価や5月の鉱工業生産などにも注目したい
ところです。
(5)金融政策。インフレ対策としてECB(欧州中央銀行)は7月にも利上げの
方向にあり、米FOMC(米連邦公開市場委員会)は「利上げ転換」政策を模索
しだしています。「強いドル」とのはざまで、FRBの方針に注視したいところです。
日本は当面「中立」の金融政策がとられそうです。
2008年6月12日
13,890円で売転換出現
2008年6月9日
1,397ポイントで売転換出現
2008年6月5日
105円90銭で買転換出現
2008年6月10日
97.99%で売転換出現
2008年5月21日
12,601ドルで売転換出現
2008年6月11日
2,394ポイントで売転換出現