日経平均、13,000円前後の展開か
先週の日経平均は、原油高と米国株軟調などからフシ目の13,000円を下回る場
面もあり、5週連続の陰線となりました。13,000円は今年度入り(08年4月)以
来の水準でいわば「往来相場」となり、仕切り直し状態です。
今週は下値12,900円前後から上値はフシ目の13,500円前後のやや「下値硬直」
の相場展開とみています。
◆ 日経平均、「売られ過ぎ」、あとは需給関係
(1)騰落レシオ(値上がり銘柄数を値下がり銘柄数で割る)は「売られ過ぎ」
とされる70%ラインを下回ってきました(先週末現在67.2%)。
(2)また日経平均の25日移動平均線からの下方乖離が5%前後となり、経験則
からみますと、「売られ過ぎ」気味で推移しています。
(3)「スーパー・相場の女神」のカギ足チャートでみますと、東証33業種のう
ち、現在「買転換」業種は不動産と他製造だけになり、「売転換」業種が
31業種にのぼり「相場は枯れてきている」状態ともみられます。
(4)予想PER(株価収益率)は15倍程度、配当利回りは1.8%前後といぜん割安感。
(5)ただし日経平均は6月12日以来、TOPIXは6月9日以来、カギ足では「売転換」
中であり、まだ地合いの悪さが気になります。同時にNYダウ、NASDAQ指数
とも「売転換」しており、一進一退の相場展開か。
(6)日経平均は07年6月以来の上値抵抗ラインと03年4月以来の長期下値抵抗ラ
インのあいだに位置し、下値12,900円と上値13,500円のボックス相場とみ
ています。
(7)株式需給面では、年金運用などの信託銀行などの国内金融機関の「買い」
が相場の下値支え役として期待されます。
◆ 米金融機関の決算と米金融当局動向に注目
(1)先週末、米金融不安から売りが先行しました。今週半ばには米バーナンキ
FRB議長の議会証言やFOMC議事録があり、「インフレ対応」のなか金融政
策動向如何では波乱もありそう。
(2)また米主要金融機関の2Q(4-6月期)決算がでます。17日にはJPモルガン、
メリルリンチが、18日にはシティグループなどが発表。足元の決算数字が
気になります。
(3)諸悪の根源である原油先物相場は先週1バレル147ドルと最高値更新。ナイ
ジェリアやイランなど中東情勢など地政学的なリスクがあり、原油相場の
不透明感が波乱要因として残ります。
(4)反面、経営悪化の米政府系住宅公社2社にたいして、米政府は最大150億ド
ルの資金供給を実施する動きもあり、当面注視したいところです。
2008年6月12日
13,890円で売転換出現
2008年6月9日
1,397ポイントで売転換出現
2008年6月5日
105円90銭で買転換出現
2008年6月10日
97.99%で売転換出現
2008年5月21日
12,601ドルで売転換出現
2008年6月11日
2,394ポイントで売転換出現
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