米経済指標と日本の4~6月決算が焦点
NY原油の軟調でホッとした今週の相場は米国の7月雇用統計や日本の企業決算
ニュースを横目で見ながら、上下する相場展開とみられます。もっとも、
先週末にかけて、市場指標は「売られ過ぎ」状態にあり、下値の乏しそうな動
きが予想され、好決算発表の個別銘柄の物色展開かとおもわれます。
◆日経平均に、「底打ち感」
(1)日経平均は先週、7週間ぶりに週足陽線となりました。経験則では5~6週
陰線が続くと、目先底入れモードとなります。
(2)市場での「買われ過ぎ」、「売られ過ぎ」を示す騰落レシオ(ADレシオ)は
7月10日に66%と「売られ過ぎ」ゾーンにありましたが、、先週末で80%程度
まで回復、「底入れ」を暗示してきました。
(3)さらに、「カギ足」チャートでみる業種別の「売・買転換」状況は先々週末
33の全業種が「売転換」でありましたが、先週末では鉄鋼株、非鉄株、食品株、
ゴム株など7業種が「買転換」してきたことは心強いかぎりです。
(4)現在ダウントレンドにあります日経平均の25日移動平均線は8月8日(オプション
SQ)前後に底打ちとなるかどうか注目していきたい。
(5)すでにNYダウが7月17日に「買転換」しておりますが、先週7月23日にはNASDAQ
指数も「買転換」となつてきました。東京市場の支援材料になるのでは。
(6)日経平均の上値ポイントは上値抵抗ラインが走る13,400円や7月24日の上値関門
13,603円前後。また日経平均が終値ベースで13,600円を越えますと、女神のカギ
足チャートでは「買シグナル」が出ます。
◆米雇用統計や企業業績に注目
(1)先週、住宅公社2社に対する公的資金導入支援策が米上院で可決されました。
さらに連邦住宅局が最大3,000億ドルの住宅ローン救済策を決め、米サブプライム
問題が小康状態に向かうのかどうか注視したい。
(2)そのほか、28日の米5月S&Pケース・シラー住宅価格指数、31日の米4~6月GDP
(市場予想年率2%程度予想)、8月1日の米7月雇用統計失業率5.6%予想)の発表
がありますが、それぞれの数字にも注目したいところです。
(3)国内経済指標。29日には6月の失業率(4%程度の予想)、30日には6月の鉱工
業生産(市場予想-1.6%程度)、31日には6月住宅着工(前年比-17.8%予想)、
6月建設工事受注などが発表され、今年半ばの実体経済を見る上で重要か
と思います。
(4)4~6月決算発表。国内企業の決算発表が今週ヤマ場を迎えます。
29日、合同製鐵、住友鉱山、コマツ、東芝、松下、ソニー、住友商事、30日には
富士フイルム、日本製鋼、デンソー、京セラ、NTTドコモ、31日には新日鐵、
三菱重工、武田、三菱商事、三井不動など目白押しです。
決算内容の好・不調を反映した個別銘柄の相場展開が予想されますので注意したい
ところです。
2008年6月12日
13,890円で売転換出現
2008年6月9日
1,397ポイントで売転換出現
2008年7月23日
107円70銭で買転換出現
2008年7月17日
72.45%で買転換出現
2008年7月17日
11,447ドルで買転換出現
2008年7月23日
2,326ポイントで買転換出現