テクニカル的には反発期待

先週は08年4~6月期GDPマイナス成長やアーバンの民事再生法申請など景気実勢
悪が重しになり冴えない動きで、日経平均は13,000円を挟む展開でした。
今週は堅調なNY株、原油価格の低下を映し、テクニカル的にも相場が反発す
る場面も期待されます。


『スーパー・相場の女神』のザイナス

◆ 「三角保合い」を上抜くか

(1)週足でみた日経平均は、07年10月11日高値17,488円と08年6月6日高値を結
ぶ中期上値抵抗ラインと08年3月17日の安値11,691円と7月16日安値12,671円を
結ぶ短期下値抵抗ラインのいわゆる「三角保合い」を形成しています。

(2)また女神チャートのカギ足では、日経平均が13,430円を2文(20円)上抜
くと、「買シグナル」示現が期待されます。

(3)市場の「過熱/冷却」を見る騰落レシオ(25日移動)は7月10日66.8%で底
打ち後、先週末では80.2%程度で推移。また東証1部の1日当り売買代金も2兆円
割れとなっており「過熱感」無しといえます。「閑散に売り無し」状態であり、
相場は反発のキッカケ待ちといえそうです。

(4)外国人投資家サイドは「ドル建て日経平均」を重視しています。ドル建て
日経平均は先週末118.33ドルで08年1月23日の年初来安値118.46ドルと肩を並べ
ており、「底値圏」とみられる。現にここ2~3日は朝寄りの外資系売買動向は
買い越しになってきたことに注目。

(5)円相場。カギ足では7月23日1ドル=107円70銭で「買い転換」しています。
プラス成長維持している米国が相対的に優位な状況ではややドル高・円安に振
れそう。当面1ドル=109円~113円と円安で推移しそうです。

(6)NY株。7月半ばにカギ足で「買転換」したNYダウ、NASDAQとも景気・ドル
高を背景として順調に上昇しています。住宅など問題多いNY市場ですが、チャ
ートは上値指向のパターンになっています。

◆NY原油、日米景気指標発表に注目

(1)NY原油。足元の原油価格はだいぶ下げています。1バレル112~113ドルと
08年7月ピーク時の146ドル台からみて20%強の下落。インフレ昂進懸念の後退
につながり、消費者マインドがどの程度改善されるか注目したい。

(2)米国では19日、米7月住宅着工、米7月生産者物価などの発表があり22日の
バーナンキFRB議長の講演で住宅公社への追加支援や当面の金融政策についての
発言に注目したいところです。

(3)日本国内では18~19日に日銀金融政策決定会合が開かれます。政策金利は
0.5%(現行)に据え置きの模様。ただし、白川総裁が沈滞気味の「景気動向」
に対する認識如何では将来「長期金利の利下げ」の期待も。

(4)その意味で、18日の百貨店売上、19日の7月コンビニ売上高、21日の全国
スーパー売上高など個人消費関連指標に注目。

(5)21日には朝寄り前に7月貿易収支が発表されまる。減速基調を示している
輸出に新興国軸に持ち直すのかどうか注視したい。


日経平均 カギ足チャート
2008年6月12日
13,890円で売転換出現


TOPIX カギ足チャート
2008年6月9日
1,397ポイントで売転換出現


東京為替 カギ足チャート
2008年7月23日
107円70銭で買転換出現


騰落レシオ カギ足チャート
2008年7月17日
72.45%で買転換出現


NYダウ カギ足チャート
2008年7月17日
11,447ドルで買転換出現


NASDAQ カギ足チャート
2008年7月23日
2,326ポイントで買転換出現

Monday, August 18, 2008 4:31 PM