方向感に乏しい展開か

名実ともに9月相場入り。東証1部の売買代金は連日2兆円割れと市場エネルギー
に欠け、主な国・地域の景気減速、さらに週末の米8月雇用統計などから買い手
不在とみられ、13,000円を挟んでの相場展開が予想されます。
日経平均の参考レンジは12,800円~13,200円とみており、押し目買い方針で相場
に臨みたい。


『スーパー・相場の女神』のザイナス


◆ 「底打ち感」も、エネルギー不足

(1)日経平均は6月6日の高値14,601円から下押し、7月16日安値12,671円と8月
22日安値12,631円でダブルボトム打ちとみたい。これで内外景気減速や企業収益
悪化を織り込んだのではなかろうか。

(2)先週後半には東証33業種全部が値上がりし、TOPIX(東証株価指数)は8月
29日の1,254ptsの水準でカギ足チャートでみて「買転換」してきたことは心強い
とみています。

(3)6月12日の13,890円で「売転換」中の日経平均がカギ足チャートで「買シグ
ナル」が出るためには、終値ベースで13,170円を2文(20円)上回ることが条件
です。

(4)先週の東証1部1日当り売買代金が活況の目安とされる3兆円の半分程度で
推移、「薄商い商状」になっています。エネルギー面からは「陰の極」であり、
外部材料の好転待ち状態といえます。

(5)米国市場。NYダウ、NASDAQとも今夏以降の相場はいわゆる「三角保合い」
を形成しており、下値切り上げパターンを形成しております。

(6)日経平均の下値メドは8月28日のマド埋め水準12,847円前後。上値ポイント
は8月18日の13,270円前後とみています。NYダウの下値メドは日足での下値抵抗
ラインが走る11,450ドル前後。上値ポイントは8月11日の上値関門の11,867ドル
前後か。

◆ 日米欧での重要統計に注目

(1)国内経済指標では9月1日(月)の8月新車販売、5日(金)には4~6月期の
法人企業統計などの統計が出ます。とくに民間設備投資動向に注目したい。11日の
機械受注見通しとの絡みで注目したいところです。

(2)米国。1~4日の米共和党大会開催。マケイン大統領候補の打ち出す経済対策
に注目。また、2日の8月ISM製造業景気指数、3日の新車販売、4日の主要小売売上、
5日の米8月雇用統計が発表されますが、失業率などにも注目したい。

(3)世界的景気後退のなか、各国の金融絡みの動きにも注視したい。2日には資源
国オーストラリアは中銀金融政策委員会が、3日には英中銀金融政策委員会、4日
にはECB理事会が目白押しにあります。景気・金融システムの今後を占ううえで、
特に注目したいところです。

日経平均 カギ足チャート
2008年6月12日
13,890円で売転換出現


TOPIX カギ足チャート
2008年8月29日
1,254ポイントで買転換出現


東京為替 カギ足チャート
2008年7月23日
107円70銭で買転換出現


騰落レシオ カギ足チャート
2008年8月22日
85.66%で売転換出現


NYダウ カギ足チャート
2008年8月19日
11,349ドルで売転換出現


NASDAQ カギ足チャート
2008年8月25日
2,366ポイントで売転換出現

Monday, September 1, 2008 4:22 PM