上下にブレそうな相場展開か

先週の相場は福田首相の辞任やNYダウなどの下落を嫌気、日経平均は週間860円
(6.6%)の下落となりました。当面、外部材料如何で先物取引主導のブレが大
きくなる荒い相場展開が予想されます。
日経平均の下値メドはチャート上のフシ目の12,200円前後。ここを下抜くと、
3月17日の安値関門11,691円前後。上値は08年6月以来の上値抵抗ラインが走る
12,900円前後。
「吹き値売り」の「押し目買い」の投資スタンスで臨みたいところ。


『スーパー・相場の女神』のザイナス

◆ テクニカル指標は「売転換」

(1)カギ足チャートでは、すでに日経平均は6月12日の13,890円で「売り転換」。
さらに先週の続落でTOPIXも9月2日に「売転換」となってきており、相場の地合
いは冴えない状態が予想されます。

(2)市場人気の強弱をみる「騰落レシオ」はすでにピークアウトし、先週末で
70.2%と収束し、そろそろ過熱感脱出のタイミングが近づいたとみています。

(3)最近の東証1部上場でみた1日当り売買代金は「活況のメド」といわれる3
兆円の半分程度で推移しており「陰の極」状態。外部環境待ちといつたところ。

(4)米国市場。8月中旬に、NYダウおよびNASDAQ両指標ともカギ足チャートで
みて、「中段圏」で「売転換」。8月高値から見て、NYダウは約7%、NASDAQは
10%程度の値幅整理をしています。更なる売込みは厳しいか。

(5)NYダウの戻りのリズムはチャートをみると、08年5月以降の上値抵抗ライ
ンが走る11,500ドル前後が考えられます。


◆ 米財務省の救済策に注目

(1)米住宅公社支援、今週中にも正式発表へ
米ポールソン財務長官は住宅2公社に対して、最大2,000億ドルの優先株購入枠
を設定し、必要あればさらに公的資金注入で最終調整に入った。
これで世界景気の不安定要因であった米金融システム問題の「解決」・「光明」
が見えれば、各国株式市場の立ち直りのキッカケになるのではなかろうか。

(2)為替市場で各国通貨に対して、米ドル高などドルがやや「安定感」を取り
戻せるかどうか注視したいところです。

(3)NY原油は7月末高値からみて約30%値下がりし、現在1バレル105~106ドル
程度で推移。世界経済の目は「インフレ」から「景気自体」に焦点が絞られて
きたとみたい。

(4)11日には米8月輸入物価が発表される。前月比マイナス1.5%前後であり、
インフレ懸念は遠のき、米国の減税(税還付)効果と雇用悪化のもとで、11日
の8月小売売上高の動向にも注目したい。

(5)さらに、来週にはリーマン、モルガン・スタンレー、GS証券など米大手証
券の決算が発表されます。各社の年後半の収益見通しがどうでるか気になると
ころです。

(6)国内では、9日に8月工作機械受注の改定値、11日には7月機械受注(-4.4
%の予想)、また11日に08年4~6月GDP改定値(年率:速報ー2.4%→ー3.8%下
方修正)がでます。まだまだ景気悪化の数字が予想され、相場的には不安定な
展開が予想されます。

日経平均 カギ足チャート
2008年6月12日
13,890円で売転換出現


TOPIX カギ足チャート
2008年9月2日
1,212ポイントで売転換出現


東京為替 カギ足チャート
2008年9月1日
107円70銭で売転換出現


騰落レシオ カギ足チャート
2008年8月22日
85.66%で売転換出現


NYダウ カギ足チャート
2008年8月19日
11,349ドルで売転換出現


NASDAQ カギ足チャート
2008年8月25日
2,366ポイントで売転換出現

Monday, September 8, 2008 3:51 PM