外部環境悪で下値探りの展開
◆ 日経平均、10,000円の攻防か
(1)週明け6日の日経平均は465円安の10,473円と、ほぼ安値圏で引けました。
年初来安値を更新、2004年2月12日以来の4年8ヵ月ぶりの安値水準となりました。
(2)カギ足チャートでは、すでに日経平均は6月12日13,890円で「売り転換」し
ており、弱気相場を示しており下値模索の段階が続くとみています。
(3)東証1部の時価総額は日経平均13,000円の8月末に比べて、ここ1ヵ月間で
68兆円減(約17%減)の339兆円となり、投資心理を一段と冷やした感があります。
(4)投資尺度でみると、割安が目立ちます。PER(株価収益率)は13倍、PBR
(株価純資産倍率)は1.1倍台、配当利回りは2.2%。とくにPBRは03年3月以来
の低い水準となってきました。東証1部上場の55%程度の銘柄がPBR1.0倍割れ。
(5)またカギ足チャートではNYダウが8月19日11,349ドルで「売転換」、さら
に買転換中であったNASDAQ指数が先週9月29日に「売転換」となり、日米主要指
標が「売転換」となり、引き続き相場の地合いは悪そうです。
(6)日経平均の今後の下値ポイントはフシ目の大台である10,000円前後とみて
います。上場企業の自己資本比率は8%程度と言われ、PBRはいまの金利水準で
みて1.2倍が下限値という見方があります。日経225のBPS(1株純資産)は
約9,000円といわれPBR1.2倍で日経平均10,800円程度。今の相場は悲観人気が先
行した感が強いと見ることもできます。
◆ 年内に主要国首脳会議開催期待
(1)10月3日、米下院議会で懸案の修正金融安定化法が成立。NYダウは1時313
ドル高となったが、大引けは157ドル安の10,325ドルとなりました。これは9月
の雇用統計で雇用者数が15.9万人減少、個人消費落ち込みなど米実体経済の後
退懸念を嫌気したものでした。11月大統領選挙に向けて、フォローの風が吹く
かどうか気になるところです。
(2)6日の東京為替市場で急激な円高となりました。この円高を嫌気して電機
株、機械株など輸出関連株中心に相場が下げたと言えます。対ドルでザラ場102
円85銭と5月22日以来の円高(引け値103.30円)、対ユーロも06年3月以来の
139.96円と140円割れとなりました。欧米景気後退懸念や金融不安がその背景です。
(3)欧州4ヵ国首脳が公的資金投入など欧州金融安定に向けて共同声明を採択
しました。今後の金融危機管理で日米などと緊急のサミットを年内に開催する
動きが本格化するかどうか期待したい。
(4)今週の主なスケジュール
7日(火)香港市場、「重慶節」で休場。8日(水)米国8月中古住宅販売、英国
中銀金融政策委員会、10日(金)米国8月貿易収支発表の予定。
7日(火)日本8月景気動向指数、8日(水)9月景気ウオッチャー調査、9日(木)
には8月機械受注(7月-4.7%、8月-5.0%予想)、10日(金)オプションSQなど。
2008年6月12日
13,890円で売転換出現
2008年9月2日
1,212ポイントで売転換出現
2008年9月1日
107円70銭で売転換出現
2008年9月26日
76.21%で売転換出現
2008年8月19日
11,349ドルで売転換出現
2008年9月29日
1,984ポイントで売転換出現