餅つき:師走相場がスタート
【1】日本株、底割れリスク薄らぐ
(1)先週末28日のNYダウは102ドル高の8,829.57ドルと5日間続伸しました。
5日間続伸は2007年7月以来です。カギ足チャートでみてNYダウは11月26日に、
「底値圏」で「買転換」となり、なにか底打ち感がでてまいりました。
(2)NYダウの今後の上値ポイントはフシ目の9,000ドル前後や11月4日高値
9,654ドル挑戦も考えられます。下値は8,000ドル前後と見ています。
(3)日経平均も11月27日8,370円でまた外国人投資家が指標としているドル建て
日経平均も27日88.04ドルで、それぞれ「底値圏」でカギ足「買転換」となり、
どうやら日本株の「底割れ」リスクは薄らいできたといえそうです。
あとはTOPIX(東証株価指数)が831ptsの買転換点を越えてくるか注目したい。
(4)物色人気動向を示す騰落レシオ(ADレシオ)は最近のピークである11月18日
の102.6%から先週末で95%前後と落ち着きを示しています。ただし師走相場特有
動きで、大納会(30日)にかけ上げ・下げの伴う「餅つき」相場の展開が予想され
ます。
(5)相場の「押し目」には個人投資家、公的年金の「買い」参戦が予想され、
外国人投資家とくに海外ヘッジファンド中心の売り越しはピークアウト感がでて
きました。株式需給も少し改善の兆しがでてきたと見ています。
(6)日経平均の今後の上値メドはフシ目の9,000円や11月5日の上値関門9,521円
前後を考えています。「底割れリスク」が薄らいだといえども、「押し目」買いの
方針で臨みたいところです。
【2】年内、米国・ECの政策進展がカギ
(1)米国。オバマ次期大統領(09年1月20日就任)は「米国の景気回復」が最優先
課題と認識していて、米FRBは最大8,000億ドルの追加金融対策を発表しております。
さらにシティグループに200億ドルの公的資金を注入しており、今後は、12月2日に
予定されていますビッグスリー(GM,フォード、クライスラー)再建計画議会提出に
基づく何らかの救援対策が出るかどうかに市場の注目が集まっています。
(2)オバマ氏は「2011年までに、250万人」の雇用創出を言明し米国と世界の「デフレ
連鎖」の抑制を目指すようであり、当面具体的な方策を注視したいところです。
(3)12月1日にバーナンキFRB議長、フィッシャー・ダラス連銀総裁の講演が相次ぎ
そのコンテンツで景気・金融の見方などがハッキリするので注目。
(4)欧米で12月上旬~中旬にかけ「追加的利下げ」観測が浮上してくるのではないで
しょうか。12月2日に豪州中銀政策決定会合、3~4日に英中銀金融政策委員会、4日に
ECB(欧州中央銀行)理事会が開催されます。ECBは域内政策金利(現行3.25%)を
0.5~0.75%引き下げる意向です。世界同時不況と金融危機回避のため一斉に動き出す
ことを期待したい。
2008年11月27日
8,370円で買転換出現
2008年11月12日
875ポイントで売転換出現
2008年11月26日
8,727ドルで買転換出現
2008年9月29日
1,984ポイントで売転換出現
2008年9月1日
107円70銭で売転換出現
2008年11月27日
86.38%で売転換出現