日経平均、戻りのリズム回復するか

【1】下値リスクあるも、戻り期待

(1)NYダウは先週末(2/6)、217ドル高の8,280ドルと8,200ドル台を回復して
きました。NYダウは今年の1月20日以降、8,000ドル~7,800ドルゾーンで「下値
鍛錬」しており、多少戻りの展開が期待されます。上値ポイントは1月28日の
上値関門8,406ドル。カギ足チャートでは次回「買転換」は8,375ドル超。

(2)「買転換」となれば、08年11月以来の上値抵抗ラインが走る8,650ドル前後
が次の上値ポイントになるのでは。

(3)英FT株価指数、独DAX、仏CACなど欧州主要国株価は昨年10~11月の
安値から10%以上の戻りを入れ、「安値圏」での自律反発の過程にあると
見ています。

(4)先週8,000円回復の日経平均はNYダウに連動する型で動いています。9日は
12月機械受注の3ヶ月連続減少などから上値の重さが嫌気され、8000円を割
り込んで引けました。7969.03円(前日比107.59円安)。上値ポイントは
1月29日の上値関門8,305円前後。さらに、上値抵抗ラインが走る8,500円から
9,000円前後の相場を期待したいところです。

(5)カギ足チャートを見ますと、大証日経先物が1月27日の8,080円で、ドル建て
日経平均も1月28日90.92ドルで「買転換」しています。あとは1月13日以来、売り
転換中のTOPIXが818ptsを越えて、「買転換」となるかどうか注目したいですね。

(6)09年1月の主体別売買動向。個人投資家の買い越しに注目しています。
外国人投資家は8,303億円売り越し。これで昨年9月以降、5カ月連続売り越しです。
国内では公的年金を軸に約9,100億円、投信・事業法人計で約1,000億円のそれぞ
れ買い越しとなっています。注目は個人投資家です。昨年10~11月と同様に、
09年1月約4,000億円の買い越しです。相場が「安値圏」と見られるときは個人は
買い行動をとっているようです。


『スーパー・相場の女神』のザイナス


【2】景気後退に歯止めかける経済対策の具体化に期待

(1)米国08年10~12期の実質GDPは前期比年率マイナス3.8%と1982年以来最大の
落ち込みとなりました。1月の米ISM製造業景気指数も35.6%好不況の50%を下回り、
また6日に発表された1月雇用統計では失業率7.6%と92年以来16年ぶりの悪化となり
ました。米国景気の現況は深刻です。

(2)米国金融安定化策発表が2月10日に1日ずれたことから期待感と不透明感が交錯、
具体的な政策に対する市場の評価が週前半にも顕れるでしょう。ただし、来週17日
にはGM、クライスラーの再建計画中間報告が予定され、再び不透明感が強まることも
ありそうです。

(3)今週末13-14日にG7開催予定ですが、メルケル独首相の欧州バッドバンク設立
反対意向表明など各国足並みの不揃いも懸念されます。
 また、欧州では10日UBS 11日クレディスイスの決算発表もあり気になるところです。


(4)中国閣内の生産が徐々に活性化しており、港湾在庫の減少も現れています。
 10日に1月のPPI、CPI 発表があり、こちらは大きな改ざん見通しは少ないものの、
昨年11月に公表された4兆元(約53兆円)の景気対策に続く景気対策が打ち出される
可能性も視野に入れるべきかも知れません。

日経平均 カギ足チャート
2009年1月29日
8,250円で買転換出現


TOPIX カギ足チャート
2009年1月13日
814ポイントで売転換出現


NYダウ カギ足チャート
2009年1月14日
8,200ドルで売転換出現


NASDAQ カギ足チャート
2009年1月14日
1,490ポイントで売転換出現


東京為替 カギ足チャート
2009年1月29日
90円20銭で買転換出現


騰落レシオ カギ足チャート
2009年1月20日
97.10%で売転換出現

2009年2月9日 (月曜日) 16:43